第693回 例会報告


今年最後の通常例会、第693回例会のレポートです。

まずは「今年の漢字」をテーマにした会長挨拶からスタート。S山会長にとって、今年は徐々に成長できた一年だったとのことで、会長が選んだ今年の漢字は「漸」。皆さんも今年の漢字を考えてみてはと呼びかけられました。

続いて「今夜の言葉」はM田さん。先日の英語スピーチで「語彙(ごい)力がない」と論評された反省を踏まえての役割説明、説得力がありました。そんなM田さんが選んだ言葉は「琴線」。スピーチに結びつけやすい言葉ということもあり、非常に多くの方が使われました。

「タイマー」はS山さん。「スピーチは聴衆の時間をいただいている」と持論を展開しながらの納得感のある説明でした。「集計&サンキュー笑顔」のN田さん、「文法チェッカー」のS藤さんともに当日代役をお願いしたにもかかわらず、落ち着いて丁寧に説明して下さいました。「えーとカウンター」はS木さん。説明とともに話す前の心構えについてアドバイスをして下さいました。

【準備スピーチ】今月は5本。

1人目のスピーカー、吉祥寺TMC T井さんのタイトルは「あなたのことはそれほど」。

PJT目標はCC#4「表現方法」。

 周りの目を気にして新しい挑戦をあきらめてないか?ーーかつては自身もそうだったというT井さん。牛丼屋でのある出来事をきっかけに「自分のことはそれほどみんな気にしてない」と気づいてから、新しいことに挑戦できるようになったとのこと。CC#4とは思えないユーモアと堂々とした表現力で、強く勇気づけられるスピーチでした。

2人目のスピーカーI川さんのタイトルは「その癖、嫌われます」。

PJT目標はAC#3「ストーリーの教訓」。

 神様から王様を任命された食いしん坊のキツネ。大好物の油揚げを我慢できずに失脚してしまうという寓話から始め、そのストーリーの教訓として「わかっちゃいるけどやめられない」癖を直そうというメッセージをお話し下さいました。後半は一転して自身の癖を克服したエピソードに。同じ癖を母親も持っていたことから「癖は、子供が親と同じ行動をする安心感からくるもの」と癖の深層心理を分析。ユーモアと深みを併せ持った聞き応えのあるスピーチでした。

3人目のスピーカーK野さんのタイトルは「着物の帯結び・お太鼓」。

PJT目標はAC#3「実演スピーチ」。

 20年間着物を着続けているというK野さん。今日はなんとご自身で着物を着ながらの帯結びの実演でした。鏡も見ずに、見事な帯結びを披露。途中やり直しがあったため惜しくも時間オーバーしてしまいましたが、終始落ち着いた身のこなしで聴衆の目を釘付けにしていました。最後のメッセージは、「着物をたくさん着ましょう」という一言。実演後ならではの説得力がありました。

4人目のスピーカーZ徳さんのタイトルは「今日からはじめよう」。

PJT目標はAC#1「効果的なセールス」。

 世にダイエット方法は数あれど、どれも長続きしなかったり免疫力が落ちたりなどのデメリットがあります。それらを丁寧に検証した上で、満を持してZ徳メソッドを紹介。その名も空手を通じて編み出したという「エア縄跳び」。筋力と持久力を兼ね備えるというこのメソッドはどこでもできるため長続きし、しかも効果的。ボディランゲージを駆使し、聴衆を巻き込みながらのエンターテイメント性溢れるスピーチでした。

5人目のスピーカー、S田さんのタイトルは「キャンピングカーについてのスピーチの一年後」。

PJT目標はCC#2:「スピーチの構成」。

 キャンピングカーのセールストークをテーマとしたTMCスピーチの一年後、なんと本当にキャンピングカーを買ってしまったというS田さん。キャンプ以外にも旅行や普段の生活でのリフレッシュに使えるなど、キャンピングカーの魅力をビジュアルエイドを多用しながら存分に語って下さいました。体全体からキャンピングカーに対する愛と満足感がにじみ出て、聴いていて思わずキャンピングカーが欲しくなるようなスピーチでした。

【テーブルトピックセッション】

TTマスターはT嶋さん。冒頭、前回のO嶋さんのワークショップでの学びを共有して下さいました。今夜のテーマは、 年末にふさわしく「一年の振り返り」。

1本目「一年間で楽しかったこと」に対しては、T永さん。「(本当に楽しかったことは)この場では話せない」と意味深な発言で笑いをとりつつ、タイ旅行で友人がパスポートを忘れてしまったことについて、予想外のトラブルも今思えば楽しかったと回想。

2本目「一年間で苦労したこと」に対して、M田さん。TMCへの入会を決意したのは実は約1年前とのこと。そこから一年間は転勤続きでなかなか入会できず、部長に直談判してようやく入会できたと、入会までの長い道のりを披露。

3本目「一年間で印象に残っていること」に対して、S木さん。今年は3つのTMCに同時に入会したとのことで、スピーチを愛犬の前で練習したり、人のスピーチを聞いて久しぶりに笑ったりなど、TMC三昧の充実した一年間を紹介。

4本目「この世に魚介が一種類しかなかったら、何がいいですか」というユニークなお題に対しては、S藤さん。東京湾のホンビノス貝の魅力から語り始め、最後は脱サラして漁師になったお父様の話に。60歳になって新しいこと始めることの素晴らしさについて熱弁。

【論評セッション】

司会はH高さん。

1人目のT井さんへの論評はH本さん。良い点として「漫画からもってきたタイトルの素晴らしさ」「ドラマチックな演技」「メッセージの明快さ」を上げ、スピーチを初めて5ヶ月とは思えない完成度の高さを評価。改善点として、牛丼のエピソードは話としては面白いけど、諦めたことが「牛丼」でいいのか?と、メッセージの本質を理解したからこその提言をされ、その厳しさにH本さんの優しさを感じました。

2人目のI川さんへの論評はK口さん。プロジェクト目標を丁寧に整理した上で、良かった点として、「スピーチに集中できる身近なタイトル」「最後に母親の癖に展開するひねり」「スーダラ節の一節を持って着た意外性」の3点を指摘。改善点として、「狐の話と職場の話を声のトーンやスピートを変えるとより良い」と、ストーリーテリングの達人・K口さんらしい提案をされました。

3人目、K野さんへの論評をI渡さん。良い点として「プレッシャーの中、最後綺麗に見せた点」。途中やり直した点についても「普通はそのまま行ってしまうが、綺麗なものを実演しないといけないというK野さんらしさが出ていた」と高く評価。改善点として、「聴衆への質問や、20年間の体験談、着付けのポイントなどを話しながらするといいのでは」と、ティーチングのプロ・I渡さんならではのアドバイス。

4人目、S古さんへの論評は、S古さん。良い点として「みんなに共通した話題から入るイントロ」「聴衆いじり」「その先を聴きたくなるような構成のテクニック」などを例に、ベテランのなせる技を評価。改善点として「情報商材なので長所を言い切ってしまうのではなく、謎を残したらどうか」と実践的な提案をされました。論評にもかかわらず自虐ネタで聴衆を楽しませるS古さんのサービス精神、さすがでした。

S田さんへの論評は、H澤さん。良い点として「ダブルグッドサインの掴みの良さ」「ビジュアルエイドがわかりやすさ」「現代版アリとキリギリスのようなストーリー」なのに「最後に価格の話で買えるかも!と思わせる構成」などを評価。改善点として、燃費が気になるので質疑応答を入れて欲しかったと指摘。H澤さんも論評中でさえもいつもの中二エピソードで笑いを取れるところはさすがですね。

最後の総合論評はH高さん。5分間という短い時間でしたが、評価点と改善点とのバランスにフォーカスしつつ、独自の視点による軽妙な司会で見事まとめて下さいました。

【受賞者の発表】

テーブルトピック賞:S藤さん

ベスト論評者:I渡さん

ベストスピーチ賞:T井さん

一年の締めくくりにふさわしい、笑いの溢れる充実した通常例会となりました。みなさんお疲れ様でした!次回12/19(火)は忘年会となります。

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